インナートリップという旅

旅とは、見たことないものを見て、知らないものを知るということが、主たる動機といえるでしょう。

しかし別の角度から考えた場合、自分が日々過ごしている場所からワープして、異空間の中で自分の内面を見つめなおすチャンスと言えます。

たとえると、白の中で白を識別することは大変難しいのですが、赤の中に白い丸があれば、これは容易に判別することが容易です。

つまり日常、日本の中にいて自分が日本人ということを意識することは、なかなかありませんが、外国に旅行すると周りの人達は外国人で、自分は異国を旅する日本人であることを簡単に意識することになります。

カタコトの現地の言葉で道を訪ねたり、スーパーマーケットで買い物をするときなど、システムや慣習に「へー、この国ではそんななんだ」と戸惑い、感心することも多いです。

日本ではこうすることが当たり前でも、違う国ではそれが通じない、日本と外国の違いを生活のレベルでリアルに理解できる場と言えるのが海外旅行です。

太陽はどこでも平等に地上を照らしますし、お月様は、どこでも見えるのですが、人が暮らす場所によって感じ方や捉え方も違うということを体験できる素敵なチャンスが旅だといえるのです。

これは日本人の自分自身への旅、インナートリップという日本人再発見の旅≒外国への旅行と考えても良いと思いませんか?

「そんなに哲学的に考えなくてもさぁー、気楽にイタリアでワイン飲めればいいじゃん」という方も、また良しです。

または屁理屈好きの旅好きも良しとしましょう。

みんな違ってみんな良い海外旅行は、日本人が大好きなイベントであることに違いはないでしょう。